こんにちは、鳥塚ルミ子です。
ネットで見つけたニュースで興味深いものがあったのでシェアしますね。

きのこが認知症に効果あるという記事。
ある研究によると週に2回きのこを食べた高齢者は、軽度の認知障害を持つ確率が50%減少したそうです。

現在、シンガポール国立大学バックアップの元この研究が進められており、これまで6年間の研究で、週に2回(1回につき平均重量150g)調理したきのこを食べた高齢者は、軽度の認知障害(MCI)を持つ可能性が週に1回以下のきのこを食べた人々よりも半分であることがわかっているそうです。
※年齢、性別、教育、喫煙、アルコール摂取、高血圧、糖尿病、心臓病、脳卒中、身体活動、社会活動とは無関係とのこと

こういった研究だと抽出物などを使って行うことも多いようですが、今回は1回につき平均重量150グラムの調理済みキノコを摂取と定義づけしたそうです。

※キノコ150gのイメージわきにくいと思うので参考までに。
えのきだけ 1袋 100g
エリンギ 1パック 100g 1本 40g
しめじ 1パック 100g
しいたけ 1パック 100g 1個 15g 1枚 (軸を取ったもの) 10g
まいたけ 1パック 100g
マッシュルーム 1パック 150g 1個 10g

この研究は2011年から2017年までの6年間実施され、
シンガポール在住60歳以上、600人以上の中国人高齢者のデータに基づいて算出されているそうです。

では、キノコの「何が」認知症に効果を発揮するのか気になる所ですが、
US生化学部門のシニアリサーチフェローであるIrwin Cheah博士は
「我々は、エルゴチオネイン(ET)と呼ばれる化合物に非常に興味を持っています。
ETは人間が自分で合成することができないユニークな抗酸化剤と抗炎症剤で、キノコから得られます。」とのこと。

これが例えば一般的に購入不可能なものであれば聞いても「へー、すごいねー」で終わってしまう話ですが
キノコであればスーパーでいつでも比較的安価で購入できるものですし、本当に効果があるとしたら素敵だと思う。

ハンコミも認知症予防効果がある技術ですが、
こういう認知症関連の知識や技術やサービスや商品等々、益々注目されていきそうですね。
Eating mushrooms may dramatically cut risk of cognitive decline

 

✔認知症予防、介護する家族の心身ケアにも役立つハンコミ
次回のハンコミBasic初級講座は4月13日(土)、5月18日(土)東京三田
ハンコミAdvance中級講座は4月14日(日)、5月19日(日)東京三田

埼玉県東松山市の高齢者対象市民大学でもカリキュラム導入されています。